世界は称賛に値する

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ハチミツとクローバー (9) (クイーンズコミックス―コーラス)

ハチミツとクローバー (9) (クイーンズコミックス―コーラス)

▼終幕直前だろう。終わらないでくれ、と叫びたくなる。というか、胸中で叫んでいる人格がいるのがわかる。登場人物が好きすぎる。強いて言うなら真山と野宮が特筆して好きかなあと思う。畜生、なんてやっぱり思ってしまう。輝いて見えるものに出逢えて、幸せを味わって、なんでずっと味わい続けることはできないんだ、とか思ってしまう。また出逢えるさ、という言葉で諦観と希望を呼び寄せることは、無論できる。でも。