世界は称賛に値する

日記を書きます

防衛の最後、最後の死闘

▼防衛を意識する。過剰も認識していた。同じ判断を複数回繰り返してしまう。ほとんど循環していた。逃げられなかった。羽ばたけなかった。思考が鈍くなっているな、と判断してしまう。笑えるほど思考領域が狭まっていた。抗うことができなくて――逆らうことができなかった。動揺があっさりと姿を見せる。緊張がじっとりと飽和を始めていた。強敵だと判断してしまった。敵概念のほかに思考が向かおうとしなかった。試練だ、と判断したのだろう。思考を巡らせることで制御と操作に挑戦してみる。決して不可能ではないはずだった。と経験から判断していた。再び判断する。再び認識する。決して不可能ではないはずだった。可能なはずだった。排除すべき敵として観察を始める。圧殺すべき敵として観測を始める。冷静を召喚し、冷徹を召喚し、冷酷を召喚した。▼笑ったことも書こう、なんて考えていた。描写に関しては危機対応と幸福解釈が得意らしいなあ、と最近は判断している。傾向を認識した。好きなのだろう。▼夜の空を見上げる。わりと朝も昼も夜も好きなのだけど、実際のところ朝も昼も夜も空を意味している。風も好きだ。やんわりと流れている。肌触りに意識を向ける。緩慢と柔和と漠然があった。思わず空気に思いを馳せる。静かに空気を飲み込んだ。納得が欲しかった。理解が欲しかった。理解できて納得ができること。理解されて納得してもらえること。違う理解と納得で、けれど両方を欲していた。携帯電話に目を向ける。遊びの誘いだった。笑う。無関係ではあった。けど笑えた。まるで運命みたいだ、と笑ってしまった。護られた、とか思ってしまった。運命の女神様は明確な敵だけど、笑いかけたくなる時もあったりはするよな、なんて思う。