世界は称賛に値する

日記を書きます

詩的私的ジャック

詩的私的ジャック (講談社文庫)

詩的私的ジャック (講談社文庫)

「寂しい」という感情は、何故か「寒い」という体感に似ている。人間の精神の防衛システムは、メンタルな障害をわかりやすくフィジカルに表現しようとするものだ。
――P.150

▼すべては感覚として理解することができる。あるいは『心』の蠢きとして認識することができる。眼前の風景をすべて線で捉えることができるのと同じように、だ。だから、感情と体感を同じ盤上に乗せることだってできる。唯心論の亜種と捉えられるだろう、と判断した。最近は、ある世界観の亜種である、ということを意識する傾向があるようだ。