- 作者: 林トモアキ,2C=がろあ〜
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/06/29
- メディア: 文庫
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《★★★》
「そう……騙したんですよね。ご主人様も」
「……そうだな。否定はせん」
情けなく仰向けに転がった青年へ向け、鈴蘭の険しい目は輝きを増した。赤を濃くして。
「だが、これだけは言っておく。信じたのは君だ」
――P.268
▼起承転結の起なのだろう。物足りない、あたりが正直な気持ちか。可愛いだけの人物にはあまり興味がないが、死ぬほど凶悪な力を持っているなら、話は別だ、とも思った。絶望的に強大な性能を持つ者、がかなり好きだ。ゆえに、沙穂とリップルラップルの強さにも惹かれるものがある。このあたりを楽しみにして続きを買ってみようかな、と思った。