世界は称賛に値する

日記を書きます

お・り・が・み 天の門(林トモアキ)

お・り・が・み 天の門 (角川スニーカー文庫)

お・り・が・み 天の門 (角川スニーカー文庫)

《★★★》

「そう……騙したんですよね。ご主人様も」
「……そうだな。否定はせん」
 情けなく仰向けに転がった青年へ向け、鈴蘭の険しい目は輝きを増した。赤を濃くして。
「だが、これだけは言っておく。信じたのは君だ」
――P.268

▼起承転結の起なのだろう。物足りない、あたりが正直な気持ちか。可愛いだけの人物にはあまり興味がないが、死ぬほど凶悪な力を持っているなら、話は別だ、とも思った。絶望的に強大な性能を持つ者、がかなり好きだ。ゆえに、沙穂とリップルラップルの強さにも惹かれるものがある。このあたりを楽しみにして続きを買ってみようかな、と思った。