世界は称賛に値する

日記を書きます

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高校生のための批評入門

高校生のための批評入門

▼前著『高校生のための文章読本』は購入済みだった。最近読んだ加藤典洋氏の『言語表現法講義』で教科書として推されていた。素敵そうだ、と思った。批評というものを最近になってようやく好きだと思うことができた、と思う。きちんと見つめてみたのだ。

太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)

太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)

▼最近友人に『夏への扉』を薦める機会があった。かなり好評だった。おかげでSFが読みたくなった。話を聞いていて妙にSF熱が上昇したのだ。星雲賞受賞作。野尻抱介氏の小説は『クレギオン』シリーズを以前愛読していた。忌憚なくおもしろかったと言える。

目に見えないもの (講談社学術文庫)

目に見えないもの (講談社学術文庫)

▼湯川秀樹という人物が存在することは知っていた。論理性を養うためには論理性に満ち溢れた文章を読むと良い、という話と、理系学問に携わる人物が書いた文章は大抵とても論理的だ、という話を聞いたことがあって、おかげで、理系関連の文章がとても好きだ。

愛がなんだ (角川文庫)

愛がなんだ (角川文庫)

▼最近は角田光代氏の名前をよく見かける。おかげでこびりついていたんだと思う。殺人が人間の真剣を語るために利用されているように、恋愛は人間の複雑を語るために利用されているのだろう、と最近は考えている。複雑は、素敵で、苦手で、好きだ。無秩序。

よつばと! (4) (電撃コミックス (C102-4))

よつばと! (4) (電撃コミックス (C102-4))

▼ほのぼのの裏にすごいおもしろさを秘めている漫画なんだと思う。漫画史なんてものを語ろうとしたとき、とても静かに、だが確実に、食い込んでくる作品なのではないか、と思っているのだ。と思わせるくらいの独特さが観察できる。そしてそれが素敵で愉快だ。