世界は称賛に値する

日記を書きます

小さな親切大きなお世話

 昨日と同じように人数が足りなくなるかもしれないな、と想像していた。その可能性が高かった。それを恐れていたわけではない。どうにもならない、と思っていたわけではないからだ。恐怖を感じるほどのことだと思っていたわけではなかった。頑張ればどうにかなるだろう、という認識が多勢だった。しかし同時に、深く心配もしていた。そうならなければいいな、ということも考えていたわけだ。それは、もしも人数が不足すれば苦労するのは私だけではないから、だった。いくら「頑張ればなんとかなる」なんて言ってみたところで、私だけが頑張ればいつも通りの運行が可能、というわけではない。まわりの人間にも確実に負担がかかってしまう。それは不快だった。結論を言えば、おおむね問題なかった、と言っていい。昨日風邪で休んだスタッフも出勤してくれたからだ。ただし、その風邪が完治したわけではなかったらしく、つらそうに見える場面もあったので、作業を代わったりして調整をとっておいた。現状で体調を崩されたりしたらキツイからな、という判断からだった。が、まあもともとこういう性格だから、とも言える。と同時に、感謝は単純に嬉しく心地好いものだけど、だからといって、人に何かをしてあげたときに感謝されることが当然だと考えてはならないな、と、改めて自分を戒める。それは以前から心掛けている私の基本的なスタンスだ。そう心掛けるようになったのは、自分勝手な優しさが起こした揉め事をたくさん見てきたからだろう。手助けをするときに、もしかしたら不快に感じるかもしれないな、ということを、できるだけ意識するよう心掛けている。