世界は称賛に値する

日記を書きます

やるべきこと

 やるべきこと、について考えてみる。やるべきこと、というのは言い換えれば『やらなくてはならないこと』だろう。やらなくてもいいのにそれは『やるべきこと』である、という状況は想定しがたいからだ。では何が『やらなくてはならないこと』と『やらなくてもいいこと』を選別するのか。おそらくそれは《要請》というやつなのではないか、と私は考える。何らかの要請が、何でもなかった行動を『やるべきこと』に変えるのだ、と思うわけだ。その要請がどこから来るのかはわからない。というかおそらくどこからでもかまわないのだと思う。自分の美意識が要請するのかもしれないし、目的のためにはこうしなくてはならない、という判断が要請するのかもしれないし、他人がこうしろと要請するのかもしれない。どこが発生源なのか、なんてどうでもいいのだ。発生源がどこであるにせよ、それが私に「こうする必要がある」と訴えてきたとき(そしてその訴えが私の心に刺さったとき)何らかの行為が私にとって『やるべきこと』に変わるのである。