世界は称賛に値する

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道徳を基礎づける―孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ (講談社現代新書)

道徳を基礎づける―孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ (講談社現代新書)

▼似たような言葉だからこそ定義づけによって境界をはっきりさせておくべきではないのか、なんてことを頻繁に考えてしまう性分が私にはある。そして、道徳と倫理という言葉はそういった言葉の代表格だろう、と、ずっと考えていた。だからこそ私は『道徳と倫理の境界線はどこにあるのか』ということを長い間考え続けていたわけだ。しかし、今まではその問いに答えを出すことができなかった。道徳や倫理といった問題を明確な形で見つめる機会がなかったからだろう、と思う。この『道徳を基礎づける』は、その『道徳や倫理といった問題を明確な形で見つめる機会』の獲得を予感させてくれた本だった。当然興味が湧いた。こんなもん見つけたら買わないわけがないよな、と思いながら購入。

新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)

新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)

▼西尾維新氏が執筆した小説ではなぜかこのシリーズだけ買っていなかった。一作目。ミステリ、と表現することが許される形態なのかどうかは不明瞭。だが、今までの傾向から判断して、ミステリ要素が皆無、という可能性は少ないだろう、と予測している。どことなく『黒い雰囲気』を感じるのは何故なんだろうか。絵柄のせいだろうか、と考える。

デュラララ!! (電撃文庫)

デュラララ!! (電撃文庫)

▼現代池袋を舞台に成田良悟の活劇が疾走感とともに展開される。のかどうか、未読の現状ではわからない。わかるわけがない。が、それでも、確実にそういった気配を感じさせる。無論それは、今までの成田良悟作品がそういう気配を放っていたからだ。小説。ライトノベル、と呼ばれる領域に属する人気作の一つ、とも言える。成田良吾氏を私は、傑作を書く小説家だ、と認識している。無論、今まで積んだ経験からの判断だ。まあ今日購入した四冊の中だとおそらくはこの本を一番最初に読むだろうな、と予測している。

ジョジョの奇妙な冒険 (21) (集英社文庫―コミック版)

ジョジョの奇妙な冒険 (21) (集英社文庫―コミック版)

▼ジョジョ第四部の文庫版を飛び飛びで購入している。この前買ったのが20巻だったから、ちょうど一つ巻き戻った形になるのだろう。電気を操るスタンド『レッドホットチリペッパー』との決着、第二部主人公ジョセフ・ジョースター登場、透明の赤ちゃん編、岸部露伴の登場と戦いの半ばまでが描かれている。ジョセフ・ジョースターが赤ちゃんを助けるあたりは昔から好きだった。漫画のためになら命さえ懸けよう! という雰囲気をまとう岸辺露伴は、決して素敵な人間ではないが、その創作スタイルには見習うべきところがあるのかもしれないな、と思うこともなくはない。彼の場合は超絶過ぎるが。