世界は称賛に値する

日記を書きます

地震の起きた日

 悪くないな、と思える雰囲気を感じていて、でもいろんなこと総合して考えると、このままそれをずっと感じ続けられるとは思えなくて、それをずっと感じ続かせることができるだけの能力も権力もなくて、なんだかムシャクシャする、って言ったら言い過ぎなんだけど、でも間違いなく、スカッと爽快、とは表現できない複雑な感覚を感じてしまっている、と思った。もしかしたら実はこういうのが《最悪》と呼ぶべき状態なのかもしれないな、なんてことすら考える。ひさしぶりに早起きをして、支度もすぐに終えて、さっさと家を飛び出した。今日から夏のキャンペーンが始まるからだ。その準備のための早起きであった。そしてその結果、早起きして備えただけの甲斐はあったな、と思える程度の混雑に見舞われたのだった。午後5時ごろには大きな地震が起きた。珍しいな、と思えるほどの大きな地震だった。それのせいで商品が棚から落ちたりもした。直すのに時間を取られる。こんな混む日にわざわざ地震起きなくても、とは、正直なところ思った。が、怪我等のトラブルに繋がらなかったのは、幸運だった、と言うべきなのだろう。ただし、電車が停まって遅れてしまったのは、間違いなく不幸だった、と思う。もし電車が遅れて夕番が来れなくなるようだったら少しだけ残れないかな、と頼んで快諾してくれたスタッフらに迷惑をかけてしまったからだ。最終的には中途半端な状況になってしまって、ただ単に手間を取らせただけ、という結果を迎えてしまったのである。ちゃんと謝ろ。