世界は称賛に値する

日記を書きます

アンダカの怪造学(日日日)

アンダカの怪造学(1) ネームレス・フェニックス (角川スニーカー文庫)

アンダカの怪造学(1) ネームレス・フェニックス (角川スニーカー文庫)

「OK――私は君をただ純粋な意味で賞賛するわ。空井伊依、思っていても――なかなか言えるものじゃない。怪造生物は友達。君はちゃんと主張したわね」
 宇宙木はなおも揶揄するように拍手し、賞賛する。
「すごいすごい、拍手をあげるわ。でもそれだけじゃまだ足りないんだなぁ――語るだけなら誰にでもできるのよ。君が君だけの怪造学を主張するというならば――」
 宇宙木はそこで言葉を切り、にやりと笑って両手を広げる。
「――行動で示しなさい」

「謝られると本当にあちきの存在意義がないのだけど。あのね、あちきは好きでおたくの面倒をみているの、出てくる言葉は“ありがとう”以外認めません。両替もできません。50ゴメンネーで1アリガトーと交換とかそういうサービスは承っておりません」