世界は称賛に値する

日記を書きます

ロストメビウスを考える

 ちょっとブギーについて簡単にまとめようと思った。脳内整理。今回の事件が今まで語られた物語のどこに絡んでいるか。多少のネタバレになる可能性もないではないので、慎重に慎重を期す場合は見ないほうが賢明かもしれない。まず大切なのは1巻だろう。今回の物語は、エコーズ事件と、ある意味で同じものを抱えた物語だと言えるからだ。織機綺が登場しているところから、当然2巻3巻のVSイマジネーターも重要だと言うべきだろうし、何より『エコーズ事件そのものの原因』と『VSイマジネーターの本質部分』が無関係ではなかったというニュアンスが語られているから、やはり1巻と2巻3巻は必須と言っていいのだと思う。オキシジェンのことを知っていなければ想像が阻害される部分があるので、12巻のジンクスショップも読んでおいたほうがおそらく楽しめる。実を言えば、ナイトウォッチシリーズの『わたしは虚夢を月に聴く』も少しだけ絡んでいる。というより、ナイトウォッチシリーズがブギーポップに絡んだ、と言うべきかな。とはいえこれは、よく読んでいれば、前から想像できていたことではあるのだけど。ディシプリンに関する知識もわずかではあるがあったほうが良い。おっと、忘れてた。来生真希子の話も絡んでくるので、6巻夜明けのブギーポップも大切だ。改めて考えると絡みすぎだな。この巻に関して言えば、今までのシリーズを読まないでいきなり読んでもおもしろい、とは言いがたい。パンドラとかホーリィ&ゴーストとかなら、なんというか、物語のメインストリートとは無関係、って感じなんで、そういうオススメもできるんだけど。とか書いてたら、同じようなまとめをやっている人がいたらしい。聞けば、ソウルドロップが実はかなり絡んでいる様子。よく考えたら読んでないな。ちょっと悔しい。今度買ってこよう。