祈るよ、君のために。無駄でもね
▼幸せになれよなあ、と思う。傲慢で不遜で無謀な願いなのは承知の上だ。祈りの効力は極めて薄いだろうと推測できる。皆無の可能性だって低くない。けれど、間違いなく無駄かどうかはきっとはっきりさせられないのだし、構造的に祈りでしか発現させられないものがあるように思えるのだから、祈るしかないんだよな、と思う。わかりようがないのなら、いずれにせよやってみるしかない。効果を知ることができなくてもだ。格言『塵も積もれば山となる』を連想してみた。可視的なものではないから、積もらせられるかどうかははっきりわからない。けれど、積もらねば実現できないものを実現させたいのなら、覚悟を決めて積んでいくしかない。無駄の可能性があっても、諦めずにやるしかない。終わりはどうせご破算なのだから、逆にそれくらいの無駄はいいじゃん、なんて思う。
おはなブックス
真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス)
- 作者: 新井英樹
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/08/31
- メディア: コミック
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▼かなり絶賛されていたのを憶えている。誰の声だったかは憶えていない。位置も定かではない。けれど、まあ、知るべきだ、と思えた。誰かに刻み込まれた創を見て、喚声と苦悶と悲鳴を聞いて、憧れることができた、なんて表現もできる。発見に時間がかかった。