騒げる機会

 就職するとみんなで集まって騒げる機会が減っていくんだろうな、とかつては想像していた。恐れていた、と言ってもいい。間違いなく、厭だ、と思っていた。が、恐るべきその事態はあまりきちんとは実現しなかった。アルバイトからの社員登用で就職を決めてしまったからだろう、と思う。要するに生活範囲がそれほど変わらなかったのだ。そのことには正直言ってかなりの幸せを感じている。特に、今日のように、びっくりするくらい騒いで笑って楽しんで、みたいな集まりにちゃんと参加することができると、彼らとの距離が離れなくて良かったな、なんて思ってしまうのだ。午後2時出勤だった。午後11時に勤務を終えて携帯電話に目をやると、ミヤ氏からメールが届いていた。帰宅してからとりあえず食事をとる。キウイ。戯れようぜ、と誘われた。ミヤ氏とフミ嬢、シタ氏とオオ嬢が集合していた。勤務を終えた友人たちを加え、ボウリングに向かうことを決める。