世界は称賛に値する

日記を書きます

木曜日の始まり

▼▼幸せって意外と共通している。共通要素も同類項も決して少なくはない。ないのだよなあ、って考えていた。▼▼なので、人間や人類で「類似部分」に合わせての──即しての「指針」だってわりと決めやすかったりする。笑顔が大切だよねえとか、例えば普遍に言えるだろう。言うのは簡単で、まあ若干は安易かもだけど、けれど、まあ「ほぼ」間違いなくそう──ほとんどそうだよ、って言える状況のほうが多い、のは確かだ。
▼▼断言じみた言いかたで「幸せ」を語れることはありがたいことだよね、っていうのは最初に思う。認識しておく。幸せがまるで見通せないよりは余程マシ、だからだ。
▼▼けど、指針決めはだからこそ怖い。類似部分はあるので巧く攻めてみんな幸せ、とかいう指針を考えることは、程度問題だけどたぶん可能で、可能なのは嬉しいことで、ありがたいことで、だからこそ、怖い。崇めて頼って縋ってしまいそうなところが怖い。眼前の「救いのようなもの」をあえて棄てるのは、ほんとうに難関だからだ。
▼▼起床時刻は午前9時。勤務開始は午後2時。最近また行動管理を改革している。

昨日読みました! すごいなあと思いました! 的な備忘録混じりの自分ニュース。

→ 「「金貸しが成り立つのは、金を返さない人がいるからだ」というような記述がある。この意味は深い。もし皆が金を返すなら、誰でも金貸しができる。そして誰でもできることで金をもうけることはできない。金を返さない人がいるからこそ、そういう人を素早く察知して対策するスキルが問題になり、そのスキルを持つ専門家が金貸しとして生きていくことができるのだという。なるほどと思った」

→ 「しかしこの本が受験の枠を超えて実益をもちうるのは、最重要語20語の詳細な説明があるから。「抽象」「本質」など、われわれが文章を書くさいにも使う(ま、人によるか)観念語が紹介・勘所となるニュアンスが指摘されており、ぼんやりとした理解で使っていた語を見直させられる。対義語とあわせて理解できるのもいい」

→ 「中断が作り出すドラマチックな力を忘れてはならない。あなたの動作を継続させることは重要である。しかし、それはおしゃべりを続けることを意味するのではない」

→ 「しかし、そのよい何かに、たまたま「絵画」として出会ってしまい、自らを画家と限定してしまった以上、その「よい何か」は「絵画」を通じてやってくることになる。だから必然的に、絵画の問題が、絵画の歴史が、問題とならざるを得ない。それはそう簡単には交換できないし、そこを誤魔化すわけにはいかない。しかし、そこに問題の核心があるわけではないことは、一時も忘れてはならない」

→ 「もう手遅れかもしれないが、それでも実践してみようと思ったのは、「欠点」の件。よく、「長所を伸ばせ」とか「短所をなおせ」とか言われるが、そうではない。若いうちから意識的に守り育て、適当で洗練された欠点を持て、というのだ」

→ 「というふうに、「脳は外からコントロールできる」という思想は、実は極めて危険な考え方なのではないかとぼくは思います。自己言及のループ、その考えそのものをその考えにブチ込むことによって、すべてを壊してしまえる」

→ 「わたしが読んだものは、ただの言葉ではなく、その奥にある何かだ、という確信。その奥にある何かとはなにか。飛氏いわく言葉に出来ぬ「御しきれぬ野蛮」。ラギッド・ガールは、それに触れることが最もうまくいった作品だという。さいこうだった」