世界は称賛に値する

日記を書きます

2024年05月10日(金)踏み込めるだけ踏み込みたいが

飲み会

楽しい飲み会ではあった。出てくる肉が美味しかったのも非常によかった。奢りも嬉しかった。奢りに対するありがたみは昔より深まっている。感謝はあったけど歓喜は薄めだった。というか、なぜか妙に無頓着であった。高価なものを食べる経験が少なかったせいというのはあるだろう。奢り奢られ自体も少なかった。

いろいろな話を聞いた。興味深い話も退屈な話もあった。話のおもしろさは難しい。誰かしらと話をするにあたって、どこまで踏みこんでよいのか、どういうところまで質問してよいのか、昔からけっこう謎だ。というか、そんなところに対して人類に共通する見解が定まっていそうなところが、昔から好きじゃなかった。「常識的なライン」みたいなものがある(とされている)ところが、正直、嫌いだ。ひさしぶりにそれを痛感させられた。

極めて勝手な話にはなるけど、「常識的なライン」なんてできるだけ気にすることなく、とても率直に、いろいろなことを訊いてみたい。なにを見て、どんなことを考えて、世界と人生を歩んでいるのか、ぼくなりの断面で、相手に尋ねてみたい。その希望と、そのしづらさを、思い出した。表層的なところで話題を"回し"ていく作法に、最近触れなくなっていたため、そういえばこういう不満を覚える飲み会があったな、と思い出させられた。ひさしぶりすぎてそれはそれでおもしろかった。