世界は称賛に値する

日記を書きます

蛸焼き祭

▼星も月も陽も風も空も、情緒の匂いが強すぎて好きになれない瞬間がある。情緒を語るのに使いやすすぎる。情緒を騙るのに使いやすすぎる。なんて考えてもなお、星を月を陽を風を空を、情緒の匂いを持つものとして利用することがあるだろう、と思う。決して排除したくはないのだ。けれど、依存したくもないのだ。思考停止による機能低下あたりを恐れているのだろう。▼蛸焼き、と書くと違和感を覚える。見慣れている、ということの怖さを感じてみた。慣れる、という機能の素晴らしさを時おりは考える。が、慣れているがゆえにあっさり受け入れられてしまう、ということの怖さも時おり考えるのだ。なんにせよ、蛸焼きを食べた。以前に専用の器具を買ったからだ。活用しようぜ、と、集まりが開催された。謎の勢いで『超執刀カドゥケウスZ』やら『大合奏!バンドブラザーズ』やらを始めたりもした。解散が近づく。怒られている人をぼんやり観察していた。解決策を模索していた。帰り際に対話する。対話できた。おもしろかった。けれど、まだまだ全然理解できてない、と思った。掴めない。無論、掌握しきれるものではないのだろう。だろうが、諦めたくはない。諦めなければ漸近はできるだろうからだ。地道に行こう。