世界は称賛に値する

日記を書きます

PLAY:第2次スーパーロボット大戦α

第2次スーパーロボット大戦α(通常版)

第2次スーパーロボット大戦α(通常版)

第29話『地球ぶった切り作戦』

 ブッターギルンが登場。尾のようになった素晴らしく(ホント素晴らしいよ)長い刃で地球を取り囲んで、そのまま真っ二つに両断しちゃおう、と企む物凄い作戦が決行に移される。さすがだ。この時代の作戦は感嘆させてくれるぜ……!! というようなことを考えながらとりあえず笑った。ブッターギルンは『無敵鉱人ダイターン3』からの参戦。ダイターン3関連の敵機体を見るのは初めてだ、と思う。第4次のときにはいちおうコロスとドン・サウザーが登場していたが、機体は登場していなかったからである。ブッターギルンを初め、ベンメルやクイン・マンサ、ハイパー化仕様のエッガなど、それなりに強力な敵が揃うが、まあそれほど困難な相手ではないだろう、と思う。か。あまり突っ込みすぎないほうが良い、ということは書いておこう。ターン制限があるからだ。

第30話『華麗なるかな二流』

 木戸川だからキドガーである。メガノイド、コマンダー・キドガーが登場する。彼はかつて万丈の友だった男だ。だが彼はメガノイドになることを選んだ。破嵐万丈に対する劣等感を乗り越えるために――。前後編に分かれたステージなので、前編では精神コマンドを好きなだけ使ってしまってかまわない。後編に入ったときに回復するからだ。それほど難度の高いステージではないから、おそらくはどちらも問題なくクリアできるだろう。ただその分、ここでは物語を重点的に見ておくべきだ、と思う。これまでのスパロボではほとんど描かれることのなかった破嵐万丈の抱える憎悪と冷酷な部分が、珍しくきちんと描かれているからだ。ガオガイガーの獅子王凱や鋼鉄ジーグの司馬宙にすら鋭い視線を投げかける通り、破嵐万丈が抱えるメガノイド(サイボーグ)への憎しみは驚くほど深い。しかし、今まで、具体的にそれが描かれることはほとんどなかった。冷酷すぎる人格だったからだろう、と私は想像している。メガノイドが絡んだときの破嵐万丈は驚くほど冷酷な姿を見せるから、それを描くことを避けていたのだろう、と推測しているわけだ。が、それがここでは描かれている、と思う。すべてを捨てて独りでメガノイドを追おうとする万丈の姿が描かれている。なので、貴重な場面なんじゃないか、と思ったわけだ。刮目。

第31話『百舌と隼』

 第4次のことを思い出す。ゲシュペンストからヒュッケバインに乗り換えたときは、それだけで物凄く嬉しかったものだ。私が『主人公が自分』という設定に快楽を感じる人間だったからなのだと思う。自分が物語に絡んで影響を与えている、という認識が幸せに繋がる人間だから、自分が強化される、という状況を与えられただけでも、単純に喜ぶことができたわけだ。それは今も昔とさほど変わらない。かつてと同様にここでは、主人公用の新たな機体『ビルトビルガー』を入手することができる。つまりは主人公機が強化される。いやもうそれだけなんだけどさ、なんか幸せだったわけだよ、と思う。ようやくゼオラと再会できた、ということも、そのあたりの幸せを増幅してくれた要因だろう。主人公機の改造が引き継がれることは知っていたから、地道な改造を繰り返してパーフェクトな状態を用意してあった。おかげで、ビルトビルガーが鬼のように強さを見せる。同じく改造が引き継がれたヴィレッタおよびレーツェルの機体も同等に強力だった。