世界は称賛に値する

日記を書きます

風邪を引きながら『ダイの大冒険』を読んだ

▼▼十六日深夜に発症した風邪が、やっと少し落ち着いた。体温計が壊れているんじゃないか? と思い始めるほど、体温の安定しない風邪だった(実際、新調した)。風邪の最中、そのうち読み返そう、と思っていた『ダイの大冒険』全巻を読み返してしまった。二十巻を超える作品を一日ですべて読破したのはひさしぶりだ。人生でも二回目か三回目だろう。『風のシルフィード』全巻読みが、人生初の一日読破経験だったのは、すごく鮮明に覚えている。こういうのって、最後の最後、微妙な後味の悪さを残す作品だと、余計に印象が強くなるよなー、という感じだ。
▼▼『ダイの大冒険』は、連載時に読んでいて、それ以来だった。

DRAGON QUEST―ダイの大冒険― 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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▼▼記憶していたより、ほんとうに、死んだはずのあいつが復活、というノリのよく出てくる作品だった。というか、毎回の戦闘が強敵すぎて、命懸けすぎて、命懸けっていうかもう致命傷なので、結果として、あとで復活、という流れになって当然の流ればかりであった。
▼▼あと、挽回策のこの策に賭けるぜ!→失敗!→どうする!? という流れが多くて驚いた。荒木飛呂彦とか西尾維新の戦闘を読んでるみたいな気分になった。戦闘の構成がよく出来てるなー、と思った話だ。
▼▼大魔王バーンが大魔道士ポップの名前を呼んだシーン、妙に感動してしまった。あと、カイザーフェニックス、絡め取って引き裂いて無効化するの、なんかできちゃったところ、素敵だった。
▼▼魔界編の構想もあったと聞くけど、ほんとうにそれがあってもよいくらいのちょこちょこした伏線があって、読みたかったなー、と思わされた。
DRAGON QUEST―ダイの大冒険― 22 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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