哲学を訊く
いわゆる「人生哲学」とか「あなたはどういった哲学を持っていますか」とか「仕事には哲学が必要だ」とかで言われる「哲学」が、あんまり好きじゃない。純粋な、って言っていいのかもわからないが、学問としての"哲学"のフィールドが好きなせいで、余計にそう思う。ただ、ほかで言い表せないなにかがあるな、とも思わなくはない。「思想」で言い換えられそうかなとも思ったが、じゃっかん、ニュアンスに違いは感じる。思想よりは、哲学のほうが、なんというか、能動的、道具的、頭だけじゃなくて「手」に近い気がする。価値基準ないし判断基準と行動理念の違いというか(価値基準と判断基準のあいだの距離も微妙だったため、区別しきれず並列させてしまった)。
比較的親密なひとたちの話を、人生が終わるまでには、じっくり聞いておきたい、といった欲が昔からずっとあるのだけど、このとき、質問の軸にしたいのは、(あんまり好みじゃないとはいえ)「哲学」になるのかもしれないな~、とは思った。ニュアンスだけの話だけど、「思想」よりは「哲学」を聞いておきたい。積み上げてきたもの、鍛え上げてきたもの、みたいなイメージもあるから、な気もする。みんなが大事に育ててきたものみたいに感じているんだろう。