もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら(荒川洋平)P.45

もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら (クロスカルチャーライブラリー)

もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら (クロスカルチャーライブラリー)

《75点》

 外国人に日本語を教える場合、その成否は結局のところ、教え手の心のあり方にかかっている。
「心のあり方」とは「国際化」「真心」といったキーワードの言い換えではない。この意味は日本語と日本文化に関して、自分が当たり前と思っていることを、恒常的に外の視線から眺め、考えることだ。
 通常、物事は一般化・固定化しておいた方が分かりやすいし、それで日常は円滑に流れるから、普通はその方が面倒は少ない。
 ところが日本語を教える場合、そういう前提や思い込みは頭の中で一度取り払ってしまう方が、しばしば良い教え手になれる。