世界は称賛に値する

日記を書きます

笑顔で有耶無耶

 意志という概念を信じている。自由という概念を信じている。可能性という概念を信じている。だから、私たちはきっと無力ではない、と信じることができる。つまり、人生に対して何もできないわけではない、と、そう信じることができる。私は、私たちにそれだけの力があることを信じている。言い換えるなら、気に喰わないことがあっても頑張れば変えられるじゃん俺たちは、なんてことを私は信じているわけだ。夜を徹して行われた送別会は午前5時を過ぎた頃に終焉を迎えた。閉店時刻になっちゃったからしかたなく土間土間を退去した、と表現してもいい。楽しかった。が、平穏な飲み会ではなかったな、と回想しながら思う。途中でちょっとした諍いが起こったからだ。諍いの当事者となったのはミヤ氏とタキ嬢のふたり。軽い苛立ちがあったゆえに口にしてしまったらしい浅慮な暴言が原因だった。諍いというのはおおむね感情的なもの(当事者の心がどういう感情に彩られているかが本質に大きく影響する、という意味)だから、基本的に問題の本質は『暴走している感情』部分にあることが多くて、ゆえに、最善の解決策が『当事者の感情をどうにかすること』だったりもする。そのことは理解していた。だから、場が落ち着いた帰り際に、そういった効果を狙った発言も行ってみた。実際効果があったかどうかは微妙なところだ。が、悪くはなかった、と思いたいところではある。帰宅後、ほんのわずか睡眠をとって、睡魔を退けながら出勤。だがその選択は間違いだった。今日は午後からの出勤で良かったらしい。いつか絶対このミスやると思ってたよ、と絶望した。しょうがないので帰る。だがその後店長からの連絡を受けて、間違えてしまったこととは無関係に、出勤時刻が夕方に変わった。変な幸運。予想に反して、さほどきつくない一日であった。