世界は称賛に値する

日記を書きます

PLAY:ドラゴンクエスト8『海峡の海竜』

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君▼マジックバリアって最悪のネーミングだ、と言っている人がいた。最悪とまでは言わないにせよ、私も前から似たようなことを感じていた。明らかにマジックバリアだけ呪文のなかで浮いているからだ。これだけ、なんでこれだけ英語やねん、的なツッコミの避けられない名称なのである。ドラクエの呪文というのは基本的に、雰囲気で効果がわかるように、というコンセプトで名づけられている、と考えている。メラとかギラとか、熱そうな炎を思わせる雰囲気にマッチした素敵な名称だと思うし、ヒャドだって確実に、冷たそうだな、と感じさせる名称だと思う。私が特に良いネーミングだと思っているのはメダパニだ。目玉がパニック!みたいな雰囲気なのだろう、と登場当初から思っている。▼ドラクエの呪文はつまり、擬態語的な指向で名づけられているものが多いのだ。そして、ほとんどがそういった指向で統一されている。つまり、名称において、マジックバリアだけが異質なのである。▼初めてドラクエにマジックバリアが登場したとき、私はこれを、特技なのだろう、と考えていた。特技にはそういう傾向を持った名称が存在したからだ。たとえばアルテマソードがそうであろう。しかし、やはり呪文扱いなのだろうな、と最近の分類を見ていて思う。そのせいか、やっぱりなんとなく少し違和感を覚える。▼最近定番の強力特技、ジゴスパークについても同様のことを感じている。ジゴスパークもいちおう呪文のひとつだ。デイン系に属する呪文であるらしい。マジックバリアほどそのまんまな名称ではないが、やはりなんとなく違和を感じる名称だな、と思う。しかも今作では、魔物側の攻撃方法ではあるものの、ジゴフラッシュ、という新技が登場した。こうなると、ジゴ系の呪文、って考えたほうがいいのかな、なんて考えてしまう。▼マジックバリア嫌、とか書いたけれど、ゲーム自体がおもしろいから別にどうでもいいっちゃどうでもいい。しかし、異質なのは確かだと思う。異質なのは、効果が実はドラクエらしくないからなのかもしれない。呪文の威力を弱めるという方向には極力向かわないようにしよう、というような意志が、かつては呪文の傾向のなかに見られた気がするのだが、気のせいかな。