世界は称賛に値する

日記を書きます

初出勤の新人指導で残業

▼今月は担当の仕事が多くて時間的にちょっとつらいです、と担当を持つスタッフのひとりに言われていたので、できればそのフォローを行いたいと思っていた。しかし、残念ながら今日は不可能だった。無論、忙しかったからだ。フォローどころか、そのスタッフに担当の作業をしてもらうことすらできなかった。正直悔しいが、まあしかたないと言えばしかたないところではある。稀に余裕のある土曜日もあるものの、基本的に土曜日は客数が多くて混雑してしまうからだ。ゆえに基本的な作業を行うだけで精一杯であることも少なくない。今日もそのパターンだった。▼時間のかかる日常的な作業が朝番にはある。比較的嫌われている作業だと言っていいだろう。が、個人的には嫌いではない。むしろ好きかな、と思う。今日はその作業の量が妙に多いようだった。大変そう(というか時間がかかりそう)だったので、少し手を貸す。早く終わらせたかったからだ。その後、特殊な処理が必要な商品があったので、その処理を黙々と進めた。ちょっと処理速度が遅くなってしまい、情けなかったな、とは思う。▼夕番。普通に帰ろうかな、とちょっとだけ思っていたのだけど、その望みは結局叶わなかった。初出勤の新人がいたからだ。指導をする必要があったのである。結局2時間ほど残業した。と言っても別に、残業自体が嫌なわけではない。新人指導も好きだから、不満があったわけでは全然なかった。しかし、というわけでもう帰るから、みたいな段階に自分を持っていかないと、私の場合、帰るタイミングを逃してしまいやすい。ので、それなりに動けるよう教えたところで、あとはこんな感じで頼む、と引き継いで、帰宅することにした。▼今回のその新人に関しては、特に優れているという感じではないかな、というような評価を聞いていたので、少し心配していたのだけど、とりあえずは問題ないだろう、と思えた。偉そうな言い方だが、愚かさを感じさせるような雰囲気はほとんどなかったと思う。良い傾向であろう。▼通勤中に、ここ数日読んでいた黒田龍之助氏の『はじめての言語学』を読み終えた。激オモロ、と正直心の底から思った。あまり奥底までは踏み込まず、深遠までは踏み込まず、ツアーガイドのようなスタイルで、言語学の概観を教えてくれる本、という感じだろうか。ガイド具合がとても誠実で、ちょっとおもしろくて、非常に楽しい時間をすごすことができた、と思う。しかし、言葉、というのは、なんでこんなに日常的に使えていて骨身にだって染みているものなのに、考えれば考えるほどわからなくなってしまうものなのだろう。素敵すぎる。