外遊の金曜日

▼空を見るのが好きだ。特に、晴天が与えてくれる気持ちよさは、本当に代えがたいものだと思う。雨も基本的には好きなのだけど、少なくない面倒くささもあって、いつでも好き、とは言いがたい。昔はいつも、バイトに行く途中に空を見上げて、気分を練り直していた。家を出るのは大抵夕方だったので、季節によっては、夕焼けの赤や夜の紫が青天に侵食を始めているのが見られたし、そのコントラストは、本当に美しかった。なんてことを考える時、私の思考の片隅に、これはどれくらい一般的な感情なのだろう、という疑問がわく。別に、一般性を獲得すれば正当化できる(から、自分の意見が一般的であることを証明したい)なんて風に思うわけではない。単に、なんだかちょっと気になる、というか……、そういう方向に思考してデータを取ることが、私の人生的な手法なのだろう。