世界は称賛に値する

日記を書きます

▼音楽を語る言葉が私のなかにはなさすぎる……、と強く思うことがある。私は日記に音楽関係の感想を書いたことがほとんどない。あるとしてもそれはすべて「このCDでは何曲目がお気に入り」程度の文章であり、それ以上のことを書いたことがないし、たぶん書けない。感覚的に、なんだか知らないけどとにかく好き、というのはもちろん大切なことで、むしろ実際にはそれがすべてであって、わざわざそれを論理で解体する必要なんてないのかもしれないけれど、音楽に対する気持ちをきちんと言葉に変換できている人の文章を読んだりすると、やはり羨ましく思う。もちろん文章化されたそれは、もとの感覚そのものではなく、あくまで近似値に過ぎないのだろう。が、しかしそれでも、私も表現してみたい、と思うのだ。そのために、音楽についての言葉を養いたい、と考えてもいる。