▼論理が好きだ。無論、論理が思考のすべてだとは思っていない。論理だけが優れているとも思っていない。論理は思考の持つ素敵な機能の一つであり、思考が持つほかの機能と同じように極めて優れている、なんて思っているだけだ。以前にみちアキさんが「いいかも」と言っていたのを憶えていた。読んで、なるほどこれはいいものかも、と思えた。
- 作者: 横山雅彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 新書
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▼尊敬する小説家のひとりだと断言できる。保坂和志さんの放つ言葉にはいつもはっとさせられる。考えたことのなかったこと。考えればわかったであろうこと。知らなかったこと。知っておくべきだったと思えたこと。などをはっきりさせられるからだろう。前作である『プレーンソング』は読んでいて、好きで、でもまだ続きを読んでいなかった。
- 作者: 保坂和志
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2000/11/01
- メディア: 文庫
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▼胸をがっちり掴まれた、なんて感じる。笑うことが多い。読んでいてわりと笑う。共感して笑う。楽しくて笑うし、寂しくて笑うし、情けなくて笑うし、羨ましくて笑うし、綺麗で笑う。時に胸が震える。で、何ができるんだろう、って思う。ままならないことばかりだ。けど、どうにもならない? どうにもできない? 何かができるんじゃない?ハチミツとクローバー (4) (クイーンズコミックス―ヤングユー)
- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/02/19
- メディア: ペーパーバック
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