世界は称賛に値する

日記を書きます

とてもとても楽しい、と、きちんと語る人たち

 学問がとても好きだ。とても好きだと心の底から感じられるようになった。のは、森博嗣氏の影響なんだろうな、と考えている。森博嗣氏の語る『少なくとも僕にとって学問はこんなにも楽しい』という言葉に、魅了されてしまったな、と自覚しているからだ。という経験から、真剣に大好きだと思っている人の、大好きだ、という言葉は、強靭で、素敵だ、と思うようになった。人を魅惑する力がある、と思うようにもなった。保坂和志氏と高橋源一郎氏にも、同じようなことを思っている。こんなに小説を好きだと思っている人がいるのか――こんなに真剣に小説と向き合っている人がいるのか、と、最初はひどく驚嘆させられたのだ。とても感嘆させられたのだ。そして、彼らの語る『小説は楽しすぎるぜ』という言葉によって、小説が持つ魅力、に気づかされてしまった、のだ。気づくことができて良かった、とは思っている。人生が楽しくなっている、のがわかるからだ。