世界は称賛に値する

日記を書きます

君が戻ってこられるように

 いつもより早く、が、いつも通り、になってしまったら、もう『いつもより早く』と記述することはできないんだろうな、なんてことをふと考える。スタッフが急遽入院してしまった、という話は聞いていたから、その影響できっと今日は人数が足りなくなるんだろうな、と予測していた。早めに家を出よう、と考えたのは、それがだいぶ気になっていたからだ。とりあえずは朝のうちに進められる作業を進めておく。そうすることでできるだけ作業量を減らしておこう、という目論みだった。恐れていたほどの混雑は訪れなかったけれど、決して「余裕だった」と言えるような状態でもなかった、というのが、なんとか結末を迎えて思う感想だろうか。しかし問題はむしろ、この人数不足が今日に限った話ではない、ということのほうにあるのだよな。今日はツライ、なんて状況は、実際のところたいした問題ではないのだ。迷惑かけるの嫌だなあ、と思う。たとえ私一人ではどうしようもないタイプの問題であっても、そう思ってしまうことは避けられない。そういう性格だからだ。わりとそのへんは諦めている。まあなんとかやっていくしかないか、と気を取り直しておこう。苦悩よりは実践、思案よりは行動、だ。苦悩も思案も、決して無意味ではないし、無価値でもないし、不必要でもないけれど、それだけで問題が解決するわけではない。ちゃんと動け、というのは、つまりそういうことなのだと私は思っている。帰りに初めての古本屋で本を買う。同時に、記憶力の脆弱さにうめいた。前に見つけて「今度寄ってみよう」と思っていたのにもかかわらず、完全に忘却していたからだ。無能すぎ。