駅構内書店／赤

現代小説のレッスン (講談社現代新書)

▼純文学の「エンタテイメント化」について、と題されたプロローグに惚れてみた。素晴らしい見識だ、と判断できたわけだ。が、問題もある。その見識がどのあたりに位置しているのかがわからない、という問題だ。それは無論、私の未熟が生んだ問題だ、と言っていい。私の知識が狭いせいで、それが『驚くほど高度な見識』なのか『実際にはわりと一般的な見識』なのかがわからないのだ。頑張ってＭＡＰを描いていかないと、と思う。