世界は称賛に値する

日記を書きます

あの頃のショボさが好きだ

 たとえばファイナルファンタジーなんかのポリゴンキャラはかなり現実的な姿になってきていて、ファミコンなんかのかつてのドット絵キャラと比べたら間違いなく現実の人間に似ているけれど、でももちろん、現実の人間とは確実に違っていて、言ってしまえばそれは、似ているだけだ。けれど、リアル、とやらを追求するグラフィックはきっと、このまま着実に現実の景色に近づいていくのだろう。そして、昔の、多少ポリゴン臭の残っていた映像のほうが良かった、なんて言われるようになるのだ。今さらファミコンの映像を見て「あの頃のほうが良かった」なんて思ってしまうように。きっと名残惜しむと思う。