世界は称賛に値する

日記を書きます

勤務先近隣の黄色い古本屋とアリオの書店

ゼロヨンイチロク (MF文庫J)

ゼロヨンイチロク (MF文庫J)

▼明らかに清水マリコという小説家が好きになっている。描写が細かい。繊細な観察眼があるのがわかる。優美ですらあるかもしれない。描写から脳裏に構成される世界、は、穏やかで優しいものに思える。儚さと切なさも混ぜておこう。けれど脆くはない。

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

▼経済学的思考が物語として織り込まれている、という話を聞いて、すごいなあ、とは以前から思っていた。物語にあまり織り交ぜられていないもの、というのが、改めて仔細に観察してみるとたくさんあって、混ぜてみたい、とは思っていたからだ。交渉好きだ。

「私」のための現代思想 (光文社新書)

「私」のための現代思想 (光文社新書)

▼買おう、とは以前から思っていた。というかむしろ、買う、と思っていた。厳密に言えば確信だった。現代思想は武器である、と現在では認識している。役に立つ。あるいはむしろ、役に立つために作られた。はじめに、が素敵すぎて笑いながら購入を決めた。

音楽 (あたらしい教科書 8)

音楽 (あたらしい教科書 8)

▼音楽は考えずに感じるべきだ、という思想が苦手だ。思考を軽視すること、と、感覚を重視すること、は無関係だと思うからだ。無論『感じていること』は、深く真剣に受け取られるべきものだろう、とは思う。音楽語りが聞きたいと思っていた。素敵だと思えた。