抽象的な目標と具体的な目標

 抽象的な目標と具体的な目標、という差異がある。たとえば、しっかりした人になりたい、というような目標、と、毎月500万稼げる人になりたい、というような目標、が持つ差異のことだ。抽象的な目標の良いところ、は、曖昧であるがゆえにいろいろ試してみないと達成できない、というところにあるのだと思う。そして、曖昧であるがゆえにさまざまな場面に適用できる、というところにあるのだとも思う。言うなれば、目標の『人生に対する支配力』が違う、のだ。たとえば私には、軽く笑いながら「おもしろかった」と言って死ねるような人生を歩む、というような目標がある。わりと抽象的な目標ではないかと思う。ゆえにその目標は、いろいろ試してみないと達成できないだろうな、と思えるし、さまざまな場面で影響を及ぼしてきただろう、とも思える。私の人生のほぼすべてに影響を与えてきた、と言ってもいいくらいだ。簡単に言えば、選択を行おうとする私の意識の中にはいつもその『目標』がちらついていた、というわけだ。長期的な目標は抽象的なもののほうが良い、なんて言われるのは、そういった利点の存在ゆえかな、と考える。