世界は称賛に値する

日記を書きます

もう会えなくなってしまうけれど

 送別会だった。送別されたのはヤス嬢と私だった。送別会の開催に対し、物凄く嬉しく思う。と同時に、物凄く淋しくも思う。結構大切な人間関係だ、と認識していたからだろう。異動前の店舗では結局二年ほど働いていた。いろいろなことがあった、と思う。とても楽しかった、と言っていい。素晴らしい糧になった、と感じている。いろいろな人と出会うことができて、それが、かなりの鍛錬に繋がったようだ、と感じているのだ。たとえば優秀な人間がいたし、たとえば勤勉な人間がいたし、たとえば弱気な人間がいたし、たとえば複雑な人間がいた。理想を語ってみせることで、私の理想を理解して貰って、私の理想に共感して貰って、理想を実現するために一緒に頑張っていく――という関係がもしも構築できるのならば、それが最善だろう、と私は考えている。ビジネス関係においては特にそうだ。だから、いろいろな人たちとそういった関係を締結できればな、と考えながら絡んできた、つもりだ。無論、それができた、などと言うつもりはない。まだ確実に未熟だろう。が、悪くはなかった、と思う。そういった目標を胸中で掲げながら人と接してきたことで、それなりには悪くない状態を築けたのではないか、と想像している。できればこれからもその方向で精進していきたいものだな、と考える。焼酎をボトルで飲みながら楽しく談笑していた。ひさしぶりに見る顔ぶれが嬉しかった。二次会でカラオケへ。いつものようにケミストリーやらラルクアンシエルやらを唄う。なぜかドラゴンボールなんかも唄う。新鮮で楽しかった。カラオケには一度行ってみたかったのだ。始発を待つ。わりと衝撃的な話を聞いた。ある人がある人を実は好きらしい、という話だった。真相は不明だ。もしかしたらそういうこともあるのかな、なんて思いながら聞いていた。