世界は称賛に値する

日記を書きます

わずかな貢献であっても

 暇潰しに本屋でも行ってくるか、と思考することがある。休みの日はたいてい暇だ。だから、そう考えることも多い。給料を下ろして、予想外だったケータイ料金を払って、コンビニでファミ通を軽く立ち読みしてから、最寄りの本屋へと向かった。漠然とした目的として考えていたのは、高屋奈月『フルーツバスケット』の18巻だった。もう出てるみたいだな、という気配を感じさせる情報を得たことがあったからだ。この漫画をたぶん私は驚くほど素晴らしいと思っている。が、どこがどう優れているのか語るのは難しい、とも思っている。売っていた。購入決定。同時に、石原千秋氏の理想の教室シリーズ『『こころ』大人になれなかった先生』も購入する。その本屋を観察していて、このシリーズを推しているようだ、と判断できたからだった。その態度にほだされた、というか。長いこと世話になっている本屋だし欲しいと思っているものが残っているなら買って貢献しようかな、というような意思による決定だった。潰れたりしたら困るからたまには防衛策を講じよう、というような感覚だった、とも言える。微力だとは思っている。深夜になって誘いを受けた。カラオケに行くことを決める。カラオケは好きだ。歌うのが好きだからだ。