世界は称賛に値する

日記を書きます

ALBUM:A Song for XX(浜崎あゆみ)

A Song for ××

A Song for ××

▼歌詞のセンスやそれを支える世界観はかなり素敵。聞いていて心地の良い音楽であることも間違いないと思う。でも、積極的に好きだと言うまでには至らない。私が今まで浜崎あゆみ氏に対して抱いていた評価はそんなところだった。それが今日、これを聞いて一変した、と言っていい。正直言って、衝撃的に好きになった。その衝撃が大きすぎて、最初は感情を転換させることに躊躇を覚えたくらいだ。今さら好きになるのか、とか、気づくの遅すぎ、というような後悔と自嘲の混ざった感情だった。すぐそばにこれほど素敵なものが眠っていたのに、おのれの視野の狭さのせいで気づくことができなかった、ということに対する後ろめたさが、そう思わせたのだと思う。▼どこかで誰かが『Hana』という曲について語っていた。それを思い出した。詳しい内容は覚えていないが、感嘆と賞賛に満ちた文章だったことは間違いない。このCDを聞いて、衝撃的に好きだと思えるような歌に出会って、そのタイトルを見たとき、完全に忘れていたその記憶が唐突に蘇ってきた。そして、その感嘆に共感し、賞賛に同意した。要するにその歌は、私のすごく好きな音楽で、私の評価を一変させた音楽なのだった。▼このCDをかけたのは偶然だった。そもそも、音楽を聴こうとしたわけですらなかったのだ。ただちょっと音質をチェックしようとしただけだった。だから、期待だって微塵もなかった。にもかかわらず、そこでこんな風に出会うことができた。悪くない偶然だと思う。しかし、本当に今さらだよな、とも思う。約5年前の作品か……。BEST盤しか聞いたことがなかった。視野狭いな。