世界は称賛に値する

日記を書きます

日記と静謐

▼▼日記に掛ける形容としては静謐が最も好きだ。日記に静謐さを求めている、というふうにも言えるかと思う。言葉の選びかたに静謐を感じること――思考プロセスに静謐を感じること――文章の向こう側に見える景色に静謐を感じること、などなど、静謐さが匂う位置はおのおので違うけれど、ぜんぶ好きだと思う。
▼▼という事柄について、料理、で比喩を考えてみた時、なぜか「暗黒さ」という形容を思いついてしまって、揃えた食材や調理器具が暗黒さを持っていても、料理の巧みな行程が暗黒的であっても、あるいは料理人が暗黒性を見せるものであっても、ぜんぶ好き、という文章を出せたのだけど、これなんなん、って思った。けどまあ合ってる気はする。
▼▼日記、という言葉を使っている時の頭の中に、静謐な気持ちと織り交ぜたものを思い浮かべているところ、間違いなくあるしなー。
▼▼読んだ時に、静謐さを感得できる日記があって、好きだ。でもって、まあ、好きなものに沢山出逢えている、いっぱい読めている、気はする。