▼▼類義的な説明文や単語を、複数、並列してみせる、っていう文章の技術、昨日の日記にも書いたし、好きなので、なぜ好きなんだろう、効果は如何なるものなんだろう、とか考えていたのだけど、意味や情景の絡み合いや響き合いによる多層化が起こってくれて気持ちよさ厚くなるところ、と、並列した描写のうちの一つだけでもが相手の経験や実感に引っ掛かってくれたら腑に落としやすくなるところ、があるかな、って思った。
▼▼言葉大好き西尾維新さんはかなり多用してる印象。好きなところだと思う。
▼▼様子見してた悲鳴伝シリーズ二巻の『悲痛伝』をやっと買った。
▼▼同じく様子見してた『哲おじさんと学くん』も買った。永井均著、哲学関連。ぱらぱら読んでたけど、やっぱり、ある瞬間、ある段階、から、驚くほど読み取りが遅く難しくなるな……。理解を邪魔する壁やずり落ちる階段が見つかる。楽しいなここ。
- 作者: 西尾維新
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