世界は称賛に値する

日記を書きます

アンドールの伝説第5話と、ペアネコを遊んだ(白色ボードゲーム会)

白色ボードゲーム会

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アンドールの伝説(第五話)

▼▼シナリオ型ボードゲーム『アンドールの伝説』の最終話である第五話を遊んだ。固定的な集まりの時に遊ぶようにしていて、前回遊んだ時に、第四話を終わらせていた。物語の展開に合わせておのおのが移動や攻撃を選択してゆく選択肢的な自由の雰囲気がかなりあるにも関わらず、非常にうまく「物語の進行におけるイベント」が構築されていて、掌の上で転がされているかのような調整された衝撃を、いっつも、受けさせられている。毎回ほんとうにびっくりさせられているゲーム、なのだ。遠慮や逡巡なく「傑作だ」と断言してしまえる稀有な作品の一つである。
▼▼基本シナリオの最終話である第五話、は、勇者たちの拠点となっていた城が、敵側に奪われてしまうところから始まる。謎の魔竜の気配がほのかに漂う中で、奪還ミッションが開始される。とはいえ、奪還は当然難しく、うろつく敵は強くて、ボスと戦うまでに集めておかないと!という稀少アイテムは遥か遠い地にあって、囚われの仲間は行方不明であったりもする。難関がひしめいている状況だった。
▼▼でもって実際のところ、押し切れずに、今回は敗北に至ったのであった。勝利条件を満たせなかったのだ。ゲームオーバー。やりなおし。運よくここまでは敗北したことがなかったので、初めてのゲームオーバーでもあった。

▼▼まあでも、最低一回はゲームオーバーが前提、という気もした。余程の幸運か余程の判断がなければ初挑戦では勝利条件が満たせなかったんじゃないか、と思えている。というかむしろ、一回負けて流れをまあまあ知ることができた、のだとしても(ランダムで決まるところもけっこう沢山あるし)、勝ちをほんとうに見込めるんだろうか、という疑問が湧いていたりもする。次も勝てる気がしないぜ、という気持ちも少しある。
▼▼おそらく、些細な差、とか思っていたところが、実は、些細な差ではなかったのだろう。あと、攻撃力が1、意志力が1、高かったところで、変わらないだろ、なんて思ってしまっているところがあるのだけれど、攻撃力1の差によって、実際は、確率がおおきく変わり、戦況まで変わり、最後には勝利のチャンスが掴めるようなったりする、のだと思う。というのを想像しきれなかった。雑だったし甘かった。

アンドールの伝説 (Die Legenden von Andor) 完全日本語版 ボードゲーム

アンドールの伝説 (Die Legenden von Andor) 完全日本語版 ボードゲーム







ペアネコ

▼▼改めて後日また挑戦してみますかー、なんて話しつつ、締めとして『ペアネコ』で遊んだ。二人対戦型だ。
▼▼裏表に違う色のネコが描かれた木製コマを、向こう側に押して倒すか、こちら側に引いて倒すか、するだけのゲームだ。倒したコマと倒したコマが同じ絵柄で、つまりペアになれば、コマが獲得できて得点になる。相手側から見えている絵柄は見えない。ので、じぶん側に引いて当てるのは難しく、引いて倒してペアにできた場合は、ペアのコマを、二つとも貰える(相手側に押して倒した場合は、片方だけ)。裏表に同じ絵柄はなく、絵柄の種類も三種類(王様ネコ、恋人ネコ、普通ネコ)に分かれているのだけど、裏表で同じ種類であることもありえない、という規則もあって、このあたりの規則と、見えているコマ、倒したコマ、倒されたコマ、などから、相手側にある絵柄が推理できる(ような気がしてくる)ようになっている。ここの推理具合が程よくて、素敵なゲームである。が、頭の働かせかたが最初は判りづらいところもあるようで(最初に遊んだ時にじぶんもうまく掴めなかった記憶がある)、あんまり対戦相手のツボには嵌まらなかったようだった。残念。また遊べたらと思う。好きなゲームである。
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