昔よりは開き直りにくい
陰鬱な気持ちを引きずりながら、不満めいた解釈を、頭の中でぐるぐるとくりかえしているのにも、そのうちに飽きてきて、もういいや〜と、いきなり飄々とし始めたり、やってらんねえ〜と、とつぜん開き直って奮起し直したりすることが、これまでは多かったのだけど、そういう機会が、最近、少し減ってきた気はする。折り返しのターンがおとずれにくくなった。あるいは見えにくくなって、つかまえづらくなった。
ふんばるための足場まで粉砕されるような出来事が多くなったのかもしれないな、とはひとつ思う。防衛線が下がったか弱まったかしたせいで、足場になっているものの根っこのほうまで足を踏み入れさせてしまっているのかもしれない、という可能性もひとつ。また、単純に、歳をかさねた結果、折り返そうとふんばりなおすために「まだまだ先は長いしこれからだ」と素直に思いにくくなったのがひとつ。精神力が減衰してその根性がなくなったパターンもひとつ。
弱っていく一辺倒
「残された時間が減っていくにしたがって、ただただ弱気になっていく」一辺倒だったら、困るなあ、とはさすがに思う。こういうふうにならずに、いつまでも、ちゃんと、強気でふんばり続けられる予定だったのだけど、過信ではあった。甘く見すぎていた。
とはいえ、高齢者になったらどんな人間もふんばれなくなるものなのだ、ぜったいに奮起できなくなるんだ、とは信じたくない。そんな道理もないだろう。なんとか、あらためて、うまいこと足場固めができるよう、創意工夫はしていきたい。やり方はあると信じたい。まあロジックだけでいえば、「将来に残された時間」なんて、いかようにも扱いうるものじゃん、という気はするし。ものの見方しだいなのは間違いないだろう。