内心で推し続けている
これぜひ読んでほしい、と、強くオススメしたところで、読んでもらえるとは限らない。ひとにすすめるのはカンタンじゃない。むしろ、ヘンに押しつけがましくなって逆効果なことさえあった。敬遠されるのは最悪だなあとも思う。
そういう意味では、いくら推そうとしたところでどうせ推しきれない、究極的には「ひとりごと」から逃れようもない、インターネット上に置かれることば、っていうのは、よいものにも思える。言うだけ言える、書くだけ書ける、いつか誰かに届くかもしれないとレターボトル的に放流しておける、こういった場で「オススメ」しとけるのは悪くない。
と考えると、たとえば、今年おもしろかったもの、くらいのものよりも、ほんとうにずっと好きだったもの、どうか読んでくれと願うもの、みたいな話を、もっと聞きたい気はする。そして、自分もまた、たまに置いておけばよいんだよなと思う。最近あんまり書いてない気はする。諦観の匂いがただよう。でも、内心でずっと推し続けている作家はあいかわらずいるし、薦められるものなら薦めたいという気持ちも強い。置くだけ置いちゃえばよいんじゃないかな。そして置くだけ置いてほしい。