世界は称賛に値する

日記を書きます

2026年03月23日(月)キレイでなめらかな一文目

海外

翻訳小説、読みやすさや読みにくさの問題はとりあえず置いといて、一行目を読み始めたときのワクワク感は、だいたい強い印象だ。なんてキレイでなめらかで素敵な文章!世界の抉り出しかたがエグいね!気持ちいいね!って、よく思わされている。

ほかの区分けで言うと、サイエンスフィクション作品での遭遇率は高いかな。次いでミステリ。このあたりは、趣味や相性の問題な気もしなくはない。世界の描き方が、言葉の選び方が、ぼくにとって(肌に馴染んだもので)好ましく感じやすいフィールドなんだろう。あと、海外小説だと、ジャンル問わず、よい一文目に出会えているような気もしている。

日本

おそらく趣味嗜好と観測範囲の問題なんだとは思うけど、日本の小説では、そこまで衝撃的な一文目に出会うことが、あんまりない。少なくとも、ちょっと少ない。手に取りやすいライトめのエンタメ小説じゃあ、そういう感じが求められていないんだよ、とか、国内小説の一文目によく使われていることばの奥深さに、ただ、いまのぼくがたどり着けていないだけ、とか、かたよって見える理由はあるんだとも思うのだけど、なんにせよ、現状の自分の目線では、いったん、物足りなく感じてしまっているところはある。ちょっと奇抜なものを求めすぎ、好みすぎ、ただひねくれすぎなせいなんじゃないの、っていうところも、まあなくはなさそうだけど。