知識偏重
「賢者」と「識者」という知的な人間を評するふたつのことばを並べるかたちで思いついて、これ、どっちが「上」なんだろう?という、やや下世話な疑問を思いついたため、生成AIに投げてみた。結果、「賢者は頭が良い人、識者は知識が豊富な人、だから、賢者のほうが、知性としては上だよ」みたいな答えをもらった。反射的には納得しかけたところもあった。
けど、こういう「知識だけある人は、決して、頭のいいひとじゃないよ」みたいな見解、だいぶたくさん聞いてきたけど、あらためて見つめ直してみると、じゃっかんあやしいかな、とも思わなくはない。たしかに、知識偏重とか、頭でっかちとか、そういった状態は、「頭の良さ」とは、別区画にありそうにも思える。知識があるだけじゃあ、「知的」というものさしの上で戦い続けられないような気もする。
ただ、だからといって、「頭の回転」「鋭い視点」みたいなものとわざわざ見比べて、いちいち「下」に位置させなきゃいけない理由も、ないのかな、とも思うのだった。知識を称えるのと、思考を称えるの、かならずしも同一平面上でやらなくてもいいんじゃない?というふうにも思った。