経験者優遇
これまで、ちょっとは調査や検討、決断を下したことのあるフィールドもあれば、一度もスポットライトを当てたことのなかったエリアもたくさんある。一回くらいは「思考済み」の地点に属する問題に対しては、さも一家言でもあるかのような心持ちで、臨んでしまっていることがあるのだけど、実際どのくらいのことを考えていたら安心して語っていいかなんて、わからない。むしろいっちょ噛みくらいで油断してしまっていそうで怖い。
なんにしても、人によって「考えたことのある」領域は違うはずじゃん、とは思った。みんながみんなそれぞれの「考え済み」の空間を有していて、支配領域はデコボコしている。それが噛み合わないことだってそりゃたくさんあるはず、というようなイメージのことを考えていた。そして、たとえ同じくらい「考え済み」だったとしても、範囲が噛み合わなければ噛み合わないほど、ぜんぜん「考えてこなかった」ようには見える。これくらいの典型的な相互誤認は、なんとか注意して過ごしたいなと思った。