ものまねから
誰かがもうやってることだからいいやと遠ざける。二番煎じはよくないと決めつける。剽窃や模倣なんてしてはならないのだと、臆断して、浅はかに避けてまわる。そういう振る舞いを、深く考えることなく、していることが多いのだけど、なにがなんでもやらないほうがよい、っていうわけでもないんだろう、とは思った。こっそりトレースしてみせるくらいの選択肢は残しておいたほうがたぶんよい。見習う選択肢を自分から捨てるのは愚な気がする。
ほんとうに、なにも考えず、誰かがやっていたからもう終わりー、みたく決めつけて、練習すらしないで済まそうとしていることが多いので、自戒した。
一回やればエッセンスが残る
一度、こっそりでもひっそりでも、とりあえず実践だけでもしておけば、わずかなエッセンスくらいは身体の中に残せる(こともある)。そして、その経験によって、次回の行動や選択にその成分が配合されてくれることだってありうる。
インターネットでときどき出くわす頭抜けて素敵な企画だって、物怖じせず、いったんパクっていればいいのに、って思ったしだいだ。物語もそう。作品もそう。表現もそう。我が物で簒奪してなきゃまあなんとかなる。あるいは、ごくごく陳腐な感じの、「恥ずかしげもなくやってやがる」みたいに見えいてるやつも、実は惹かれているなら、無駄にカッコつけず、追いかけてみたらいい。せめて一回見倣ってみたらよい。