数秒で離脱
書店で買うか買わないか決めるときに、手に取った本の最初のほうを、ぱらぱら読んでみたりはする。が、ほんとうに一秒にも満たないところで読む(見る?)のをやめ、ページを閉じて、棚に戻していることも、たまにある。その挙動を自覚して、いやそれでなにがわかるっていうの???と自問自答する感じには、今日、ちょっとなった。実際なにがしたいのか自分でもわからない感じだった。たぶん、一行の割合?改行の割合?文字の詰まりかたみたいなものを、見ているんだとは思う。好みの「黒さ」かを計っている。
スカスカ過ぎないほうが好きなのはたぶん間違いない。白よりは黒のほうが好き寄りだと思う。けど、だからといって、改行ほぼ無し、みたいな濃密な「黒さ」を求めているわけでもない。詰まりまくった文字列は嫌いじゃないけど最高でもない。もちろん限界もある。ほどよい感じに好きな「黒さ」が、とうぜん、あるんだとは思う。どちらにせよ、その「黒さ」が、おもしろさに寄与しているかは、わからないんだけど。ただ、経験的には、これくらいの「黒さ」が見える文章を読んだら、楽しかった、って認知が育っている気もしなくはないかな。
今後はひとかたまりは読む
ともあれ、さすがにこんなの無駄な時間じゃない?と思うところもあったので、ぱっと手に取った本を読むときは、まえがきなりなんなり、数ページのかたまりくらいは、ちゃんと読もう、と自戒した。さっさとやめるのは禁止するルールを定めてみた。少なくとも今後しばらくはそれを心がけてみたい。慣れない文字列の手ざわりを感じると、すぐに手を離したくなる(ページを閉じたくなる)癖もまたあるわけだが、それもしっかり我慢したい。なんとか制御できないかなと思う。慣れない言葉にも積極的に触れていく。せっかくコントロールしてみせるならそんな切り口も悪くはない。やらなきゃいけないとなったなら、一定、楽しめ始めるところもきっとある。