気づき
ぼくなりの「気づき」を残しておきたい、といった気持ちで、日記を書き残しているところがあるのだけど、気づいた事実自体をすぐまた忘れて、都度、気づき直しているような気もしなくはないし、そもそもふだんの視野が狭いから、たとえ気がついたとしても、まわりのひとから見たらきわめてふつうのことを言っているだけな気もする。
けど、平凡で陳腐な、特段おどろくポイントなんてなさそうな描写や説明を読ませてもらって、それでも、よいねえ、と思わせてもらえているシーンは、実際のところ、たくさんあった。いちいち、はっとさせられたいわけじゃない。はっとさせられるだけの深度や角度がなければ赦されないわけではない。なぞりたかったタイミングでその論理をなぞれたら、それだけで嬉しい場面が、たしかにある。
というのは、ある種のなぐさめに過ぎないのかもしれないけれど、しかし、そればっかりじゃないことも理解しておくべきだよなあ、とは考えていた。