日本一たのしい哲学ラジオ
誉めどころが10個くらいありそう、と、たとえば感じていたら、その10個ぜんぶ、いやせめて、そのうちの7個か8個くらいは、ちゃんとピックアップしてから、人様に紹介したい、と考えがちなところがある。いらん完璧主義の話ではある。「日本一たのしい哲学ラジオ」というPodcastが楽しくて、オススメしたいぞと思いながらも、ずっと後回しにしていた。「誉めどころが揃うまで待とう」という思いによるものだった。にもかかわらず、ぜんぜん揃わないので、結局、触れないまま時間がたってしまった。いいかげんにしろ、ってなった。
これまでまったくしっくりこなかった哲学トーク配信で、唯一、夢中で聞けているPodcastだ。違いはよくわからない。見解がとにかく鋭くて、ぼくにとっての「気持ちよい驚き」を、しっかりあたえてくれたおかげな気もする。説明の空白の「気になりどころ」が似ていて、道に迷うことなく、話を聞かせてもらえたのかもしれない。ユーモアが性に合っていた可能性もなくはない。これを足掛かりにしてほかのものも今後聴けるようになりそう、と感じるところもあるので、これまでまったく慣れることができておらず、でも、ほんとうによいタイミングで、ぼくのまえに、これが、あらわれてくれた、ってだけなのかもしれない。まあ、なんでこれは聴けたんだろーなー、とは思いつつ、楽しく聴けているのは間違いない。
