文字数制限
文字数制限も、さらりととけるシャーベットくらいに快い。制限があるということこそを言祝ぎたくなったりもする。取捨選択モードも大切なんだと思う。残量を気にしないような甘えが許されない環境も素晴らしい。少ししか置けないなら置けないで、大事なものばかりを際立たせられたりもする。自分がなにを大切に思っているか、認識を現状に再チューニングできる。ただでさえ"もったいない"ばかり考える精神の持ち主だとは思っているので――なんでもかんでも取っておくことを「善」と見なそうとする性癖さえあるので、「大事さ」に真っ直ぐ向き合わせてくれるモードを、毛嫌いするはずもない。
みっともなくあがける
ダサイを避けようとして身動き取れなくなってる場合じゃない。みっともなく足掻くことがちゃんとできる、無駄にためらうことなくそういった行動に手を染められる、そういった強さで得られるものは、大きく見えている。人生の核心とか大事件とかには、そういう心持ちこそが、肝要だったりもするみたいだ。手を届かせるための要件のひとつって認識である。
ハードルを下げられる
人生の肝心かなめという意味でいえば、とにかく自分の中にあるハードルを自在に下げることのできるスキル、っていうのもかなり大切な気がしている。前述した「恥ずかしげもなく」と同じ根っこの話でもあるかな。余計な決まりを設けてハードルを上げてしまうことなく、ハードルを上げる理由になりそうなそんな夢幻を破砕して、怖じ気づきかねないルートを先んじて潰しておく。そういった工夫が、この世の何事にも通ずる、鉄則っぽくはある。下手だっていい。乱暴でもいい。なんでもいいからとりあえず着手してみる。触れてみようと思えるように事態を仕立て上げる。そうして一歩目を、軽やかにする手管、戦略、精神、みたいなところ。