茶化されたくない
玉石混淆の「玉」に出会う回数が増えてくると、たとえ、比率的には大部分が「石」であるようなジャンルであっても、軽んじたりはできなくなってくる。敬愛の念が邪魔するようになってくる。いわゆる「なろう小説」も、舐めてはかかれなくなった(まあいっときはちょっとあなどっていたため、今となっては、すいませんという気持ちだ)。「なろう小説」と呼びたくないくらいになった。茶化されたり、知ったようなことを言われたりすると、嫌な気持ちにもなる。いくつかの傑作にも出会ってしまったので、しょうがない、とは思う。ジャンルでひとくくりにあつかうことが適切かどうかは議論の余地があるんだろうけれど。
ようこそ実力至上主義の教室へ
「ようこそ実力至上主義の教室へ」の小説、一巻を読み終えた。おもしろかった。図抜けた人気を誇っているのは知っている。好みに合うものの匂いが濃すぎて、逆に、ずっと、手をこまねいていた。「デザートは最後まで取っておくタイプ」の究極形というか破綻形だ。とか言いつつもアニメ版を途中まで視聴済み。ただ、記憶があいまいだった。意外と憶えていなかった。「おもしろい!」って感じたことだけは憶えている。事件がまだまだ中途半端だったせいかなと思う。あるいは、主人公がずっと飄々としていて、輪郭がぼんやりしたままだったせい、って気もした。
Dジェネシス
「Dジェネシス ダンジョンが出来て3年」のコミカライズ版を読んだ。たいへんおもしろかった。地球の各地に突如、ダンジョンがあらわれ、そして、探索者業が社会に浸透していった世界と社会を舞台にしている。この「地球にダンジョンが出現」ジャンルは好きなほうだ。スキルやら魔法やらダンジョンやらを考察・分析していこうという意志が強めで、楽しい。理屈が多くてワクワクする。しっかりサイエンスフィクションだな~と思いながら読ませてもらっている。コミカライズ最新刊の七巻までほぼ一気読みしてしまったため、原作小説に手を出すか迷っている。待ちきれない感じはある。まだ完結していないのが怖いけど。

