ごっこ遊び的
お子さまが、ごっこ遊び的に「なにかをなにかに"見做す"」遊びをするようになってきて、これがそんなふうに見えるんだ、これを見てそんなこと思いつくんだ、って驚かされる機会も増えてきた。トミカを格納するバケツを持って「これ島なんだよ~」って前触れなく言い出してくるのはおもしろい。
けど、たしかに、そんなふうに、謎の光景を思い描いていた時期があったな、とは思い出した。前振りもないままイメトレやままごとのような想像力を強制してくる勢いが昔はあった。
と書いてはみたものの、いまでも、頭のかたすみで、むちゃくちゃな想像力の翼を働かせていることが、ないでもないか、とも思った。謎の幻想を頭の中に思い描かれていることはある。いつもとまでは言わないが、妄想がはかどっている場面は、なくもない。ただそれを、なかば無意識に、抑えつけてしまっているだけなんじゃないかな、と思ったのだった。ともすればつまんないギャグにしかならないため、ヘンにがまんしている気配はある。
なにかを見たとき、変テコなことを連想する。妙なストーリーや情景が浮かんでくる。謎の記憶と結びついてくれたりもする。こういった奇抜な着想やイメージを、もうちょっと、活かしてもよいんじゃなかろうか。基本的にはまあ恥ずかしくて、あんまり露見させたくもないって思っちゃったりもするのだけれど、比喩なりなんなり、うまく援用できるシーンだって、きっとある。頭の中で暴れ狂うイメージをただただ抑え続けるだけの残りの日々になっていってしまうのは、さすがにもったいない。